1955年Omer Vrignaud(現当主Guillaume Vrignaudギヨーム・ヴリニョの祖父)がフルショーム畑にブドウ樹を植え、その樹は現在ヴィエーユ・ヴィーニュ(古木)となり、現在ドメーヌで最も評判の良いキュヴェになっています。1975年に畑の大部分は父親であるMichel Vrignaudミシェル・ヴリニョによってそのほとんどが植えられました。それが現在のPetit Chablis, Chablis, Chablis Premier Cru Fourchaume, Chablis Premier Cru Mont de Milieuとなっています。1991年にJoelle Vrignaudジョエル・ヴリニョが夫のMichelミシェルと共にボトルワインの販売を始め、そして1999年からボーヌワインハイスクールで4年間学んだGuillaume Vrignaudギヨーム・ヴリニョが全ての醸造と収穫を担当してから、飛躍的に品質が向上し、2005年には約260のシャブリの生産者が参加するコンクールで著名ドメーヌをおさえ、金賞を受賞するなど急成長しています。
ホームページ:
http://www.domaine-vrignaud.com/
素晴らしいブドウのみが、素晴らしい品質のワインを造ることができます。だからこそ我々は環境を大事にしなくてはなりません。ドメーヌでは3つの要素が基本となっています。シャブリ特有の気候、土壌、そして何世代にも渡って引き継がれる技術です。1年1年は毎年異なります。我々はブドウ栽培と醸造の両方を適応させなければなりません。我々の作るワインは自然のものであり、ドメーヌの畑から造りだされるものであり、それは人の手によって造られたものとして飲まれるべきであり、決して工業製品ではありません。我々の過去の豊かさ同様、我々のテロワールや気候はドメーヌ・ジョエル・ヴリニョワインを無類のものとしています。
ブドウ樹の通気性を良くするために枝を2本残して余分な枝を落とし(Guyot double)、間に渡した糸(ワイヤー)に結びつける(fil de palissageと呼んでいる)。伐採の後、枝は別々の方向に向けられる。これはドメーヌにとって新たな試みであったが数年に渡る研究の末、剪定作業が通気性と若木の生育に非常に有効であることが分かった。1枝あたり6房を実らせており、この剪定作業がブドウ樹の生育をより促進している。