歴史・概要
ボルドー大学で醸造学を学び、1993年からオー・メドック、マルゴーでワイン造りを始める。その後、南仏の両親の畑を継承し、現在に至る。その、南仏の両親の畑を継承し現在に至る。同氏は、ワイン造りの新星としてカーヴ・タイユヴァン、エノテカ等のワインリーダー、専門家からも注目され始め、2000年にオリヴィエ・ブーシエ氏(2000年世界最高ソムリエ)他が主催するグラン・ジュリー・ヨーロピアンにおいて98ドメーヌ・ド・クーテル・イリス・メルローでその年の最高醸造家としてて選ばれました。このことはフランスの代表的なワイン雑誌〔レ・レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス〕でも取り上げられました。また、彼の造るボルドーワイン、クロ・デュ・ジョゲロン・マルゴー1999、2000はアメリカの評論家であるロバート・パーカー氏から90点以上の高評価を得ています。
造り手
特徴
■グラン・ジュリー・ヨーロピアンとは
1996年に一部の著名なワイン評論家個人のコメントに左右される現在のワイン評価に疑問をもつワイン業界人によって設立。可能の限り客観性を持たせて優れたワインを評価していくというのが目的で、一国に偏らずできる限り多くの国から評論家を選抜し、厳密なティスティングのルールを設定・公表し、一切利害関係者からのインセンティブ財政的支援を受け付けない商業主義からは独立した組織としました。メンバーには2000年に世界最高ソムリエとなったオリヴィエ・プーシエ氏を始め、2004年ヨーロッパ最高ソムリエ、パリの老舗ホテルのマネージャーやオークションで有名なクリスティーズのワイン担当者等がおります。このような対応が評価され客観性の高い指標として、このGJEの評価を参考にワインの品揃えを決めている所が増えており、ワイン評価の次世代のスタンダードになる可能性を秘めております。
土壌・環境
■自分の理想のワインとは
ワインは生き物とよくいわれることですが、【ワインの中には魂が宿っている】ということ、ワインは工業製品とは全く異なり、目的を達成すめための技術のつけ合わせでもなく、自然を押しつぶしたり、壊したりすることがないように【自然とうまく融和しながらテロワール(土壌)を表現すること】これが自分のワイン造りの真髄であると考えている。
栽培はビオロジーに近い限りなく自然で伝統的な手法で行う。土の生命を守ることに心血を注いでいる。
ブドウ畑にて説明するテロン氏
貯蔵セラーにて
ミッシェル・テロン氏