歴史・概要
「ドメーヌ・ブズロー・グリュエール」は、ムルソーの「ユベール・ブズロー」とシャサーニュ・モンラシェの「マリー・フランス・グリュエール」というブルゴーニュで代々続いている2つの家系が一緒になったドメーヌです。特に、ユベール・ブズローは7代も続く家系です。彼は、妻マリー・フランスとともに1970年より家族経営のドメーヌを立ち上げました。年を重ねる毎にブドウ畑を増やし、現在ではコート・ド・ボーヌの5つの村に11ヘクタールの畑を所有するに至りました。(Meursault, Puligny-Montrachet, Saint-Aubin, Santenay, Aloxe-Corton) ドメーヌで生産される2/3が白ワイン、1/3が赤ワインです。その生産量の80%は、村名ワインか一級畑です。とりわけLes Charmes Les Genevrieresは貴重な逸品です。
造り手
Marie -Anne BOUZEREAU マリー・アンヌ・ブズロー
特徴
このドメーヌは、ユベールとマリー・フランス夫妻、娘のマリー・ロールとマリー・アンヌで成り立っています。今では姉妹が両親からドメーヌを任されています。一人がワイン畑を管理し、後の一人が醸造の責任を受け持っています。こうしてドメーヌのワイン造りの伝統は、家族全員で守られています。
土壌・環境
手作業によるブドウ収穫、醸造は伝統に則して行われ、テロワールを見事に表現しています。白ワインの場合は、酸素に触れることを良しとしません。シャルドネはラッキング(澱引き)をすることなく、時折、専用の器具を使って、樽の底に沈んだ澱を攪拌します。全てのワインは、10ヶ月〜12ヶ月の間、彼らの地下貯蔵庫内で、オーク樽で熟成させます。数ヶ月間のビン熟成を行ってから、市場へと出されます。出来上がったワインのほとんどが、フランス国内の顧客に充てられており、輸出されるのは極めて稀なドメーヌです。
若き才能ある姉妹
(父と娘たち)セラーにて
(ブドウの収穫)
「Trophee des Jeunes Talents 2002受賞」。ブルゴーニュワイン委員会の公的コンクールであるTrophee des Jeunes Talents(若き才能ある者たち)を受賞。権威あるこの賞はブルゴーニュの五つの地域からそれぞれ1生産者の有望な造り手が選ばれます。