第一次大戦末にシップ夫妻により設立された造り手。その後、第二次大戦までには有名なアルザスワインの一つとされるようにまで発展した。現在までに4代に渡って家族経営を行っている。品質の高さで定評のあるリボーヴィレにブドウ畑を所有しており、各地で毎年行われるコンクールにてメダルを受賞したり、ワイン専門誌にて高く評価されている。また、2004年よりこれまでのリュット・レゾネよりビオロジックに完全移行した。
ホームページ:
http://www.sipp.com/
96年に家業を継いだばかりの4代目エチエンヌ・シップのモットーは「料理に合う辛口を造る」ことである。収穫量を増やして造った薄いワインを「料理に合う」と言い張る人が多いが、彼のワインは凝縮感がありながらも深いまでの透明感を持ち、料理に寄り添う懐の広さを備えた本当の意味で「料理に合う」ワインである。また、従業員の反対を押しきってまでも、ビオロジックへの移行も彼の優れたテロワールを造るという高い志によるものである。