東亜商事|Passion Cellar : マリアージュ
2009年12月4日ワイン研究会レポート
2009年12月4日(金) 会場:玻璃 青山 様
毎年恒例で開催しています弊社ワイン勉強会。
今回は玻璃 青山 様にて中華料理とワインを合わせた会を催しました。
普段、家庭でも食べることの出来る唐揚げや酢豚、麻婆豆腐とはどんなワインが合うでしょうか?
まずは乾杯のワイン
【Didier-Ducos Champagne Brut NV】
先ずはシャンパンで乾杯。泡がきめ細やかで、ピノ・ムニエ主体の当社自慢の一品。
熟成感も出ており、果実の香りが爽やか!
酸味も心地よく、これから出てくる料理に期待が膨らみます。
【料理】
・前菜5種(くらげの酢の物、棒々鶏、クスクス、クリームチーズの玉子焼き、焼豚)
・若鶏の唐揚げ薬味ソース
・酢豚
【ワイン】
VINA LA ROSA La Palma Chardonnay Brut NV
甘い香りを持った、バランスの良いチリのスパークリングワイン。
前菜5品の特徴を上手く調和させた。唐揚げの薬味ソースとの相性はピッタリ。
黒酢風味の酢豚には添えられたライムを搾った爽やかな酸味と
シャルドネ・スパークリングの酸との相性も上々でした.
【料理】
・焼売
【ワイン】
MANU Sauvignon Blanc 2009
弊社で最近取り扱いを始めたニュージーランドワイン。
マールボロ地区のソーヴィニヨン・ブランは柑橘系の香りがイキイキしており、
しっかりとした酸味から力強さを実感する白ワイン。
とびこを乗せた焼売はボリューム感があり美味しく頂くが、
残念ながらワインの酸味が勝ってしまった感じがしました。
もう少し樽のニュアンスを感じるコクのある白ワインのほうが
相乗効果があるのかもしれません。
【料理】
海老のチリソース炒め、帆立貝のクリーム煮、麻婆豆腐
【ワイン】
Angove NineVines Grenache Shiraz Rose 2008
鮮やかなピンク色が特徴のオーストラリアのロゼ。
中華料理との相性は良いと想像していましたが、
帆立貝の濃厚クリームソースとの相性はいまひつでした。
ソースと同じくコクのある白の方が合うようです。
また麻婆豆腐の刺激的な辛さとは調和しない印象。
スパイシーなシラーズなどが合うのではと思いました。
チリソースはスパイス控えめで、このロゼの甘味と酸味そして、
スパイシーさと良くあっていたと思います。
【料理】
温野菜オイスターソース煮
【ワイン】
CH.Saint-Corbian 1997 (Saint-Estephe):左
Elvio Cogno Barbera d‘Alba 2003:右
共に程よく熟成している赤ワイン。バルベーラは力強く、サン・テステフは極めてエレガントな味わい。
今回は、温野菜のオイスターソース漬けと言った感じのサッパリとした味わいのお料理。
バルベーラの酸味で際立った力強い渋みよりも、すべてがバランスのよいサン・テステフの
渋みとの方がグッドマリアージュ成立と言う感じでした。
【料理】
杏仁豆腐
【ワイン】
Trivento Brisa de Otono 2008
色・味わいともに濃く、シンプルでフルーティーなアルゼンチンのデザートワイン。
蜂蜜やアカシアの花の香りが心地よい。
スープたっぷりの杏仁豆腐はさっぱりとした味わい。
ワインの優しい甘さと杏仁豆腐のあっさりした
甘さが見事にミックスされた最高のマリアージュ。
今回は初めて中華料理とワインの相性に挑戦。ワインはフランス、イタリア、ニューワールドなどバラエティ豊かで、どれも美味しく頂けました。又、お料理はどれも味わいが個性的。
中華料理と言うテーマは、甘辛酸の味わいとの調和という点での難しさは
新たな発見となりましたが、是非とも再チャレンジをして、ベストカップルを選んでみたいと
思いました。
ごちそうさまでした。